旅行中に台湾ドルが無くなり、クレジットカードでキャッシングしたくない場合で、かつ海外で現地通貨を引き出し可能なPLUSマークの付いたカッシュカードも持っていない場合には、どうすれば良いでしょうか?台北市内には所謂、両替所と言うのはありません。そこで、以下に二つの方法をご紹介します。
百貨店で両替
ここで言う百貨店というのは「そごう」です。台北市内には「そごう」が何箇所かありますが、「そごう」は両替サービスを行っており、サービスカウンターへ行くと日本円を台湾ドルに両替してくれます。沢山の人が両替に来るはずもなく、閑散としていますので待ち時間はゼロです。百貨店を利用する最大のメリットは土日も両替できるところです。以下に述べる銀行が休みの場合でも百貨店は空いているので安心です。逆に百貨店が閉まっている時は銀行が空いているので、銀行で両替すれば良いと言うことになります。
銀行で両替
台北市内の銀行の多くは外貨を両替してくれます。但し、両替所、空港の銀行のように書類を書かなくても両替してくれると言うわけには行かないのですが。銀行で両替するにはパスポートは必須で、宿泊先のホテル名(場合のよっては住所、電話番号)が必要になります。以下、銀行名と書類を実際に示して説明します。
市内の銀行での両替との違いを理解して頂くため、敢えて空港の支点で両替した場合の書類を示します。サインだけで両替可能です。台湾銀行は手数料30元、兆豊国際商業銀行は手数料100元でした。
台湾銀行の書類(1)
この台湾銀行の支店ではパスポートを渡し、サインして、住所欄にホテル名を書くだけでOKでした。手数料は0でした。
日盛銀行の書類
日付、名前、パスポート番号、誕生日、電話(日本の電話番号でOKでした)、更に、宿泊しているホテル名も書いてくれと言われました。手数料200元でした。
元大銀行の書類
パスポートを渡すだけで書類への記入はありませんでした。手数料100元でした。
以上の銀行を比べてみると台湾銀行の市内の支点が手数料0で最安ですね。換金レートの中に手数料が含まれている可能性もありますが。但し、日盛銀行と元大銀行は明らかに台湾銀行(空港支点)の30元に比べて高いですね。今回の説明の前提が「市内で両替する」ですから、空港支点を除外すると台湾銀行が最もお得と言う結論になります。