短期間の旅行でオーロラを高確率で見る方法を考える(5)

これまでのまとめと今後の課題

短期間の旅行でオーロラを高確率で見る方法を考える(1)〜(4)で検討した内容から、オーロラを見る確率を高めるためには、時期(年)も重要で有る事が分かった。太陽黒点数が増加しそうな年にターゲットを絞ることがポイントとなる。

一年の内、何月頃にオーロラ観測出来る可能性が高いのかをはっきりさせる事が課題として残っている。但し、この点については観測する場所の気候の影響も考える必要があるので、観測する場所を絞り込んだ後で考察することにしたい。

観測地点

オーロラが発生する場所は基本的には限られており、オーロラベルトと呼ばれる帯状の領域で発生しやすい。日本ではオーロラベルトと呼ぶのが一般的だが、海外ではオーロラオーバル(aurora oval)の方が一般的なようである。

たまに日本の北海道でオーロラが観測される事が悪が、極めて稀なケースであり、そのチャンス(10年以上待つ必要がある)を待っているわけにはいかない。

先ず、オーロラベルトがカバーする領域を調べて見る。オーロラベルトは地球の磁極(磁気北極、磁気南極)を取りまく帯状の領域である。

下の図は北半球のオーロラベルトの3月23日時点での状態を示している。次の図は南半球のオーロラベルトの現状を示す。オーロラベルトは位置的に固定化されていると言われているが、念のために現状を把握しておきたい。地球が暗くなっている部分は太陽から見た地球の裏側、つまり、夜である。

Auroral oval | SpaceWeatherLive.com

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このサイトでは現時点でのオーロラベルトの平均強度をGW(ギガワット)で示した数値の現在値と30分後の予報が見られる。本サイトの説明によるとオーロラ発生と平均強度の関係は下記の通りである。

  • 20         GW以下 ➡️ オーロラ発生が殆ど無いか、全く無い
  • 20〜50 GW           ➡️ オーロラ発光が弱く観測しにくい
  • 50         GW以上 ➡️ オーロラが極めて良く見える
  • 100       GW以上   ➡️ 活発な磁気嵐によりオーロラ活動が最大に

 

https://www.spaceweatherlive.com/en/auroral-activity/auroral-oval

 

今後、オーロラベルトの下側にある地点を特定してゆく。

 

(6)に続く