安全な航空会社はどこ?:トラブル・事故件数比較(1)アジア編(日本を除く)

 今回の記事は航空会社の安全性についてです。

アジアの航空会社のフライトで過去3年間にどれだけのアクシデントが有ったかを調べてみました。ここで言うアクシデントは一般に言うアクシデントとは異なり、機器・エンジン等のトラブルからインシデント(事故)までを含んでいます。

下記のグラフは2017年から2019年(途中段階ですが)に起こったアクシデントの総数を航空会社別に集計したものです。但し、各航空会社によってフライト数が異なるため、単純比較は出来ませんので、ここは注意が必要です。

大きな事故は小さな事故の積み重ねで起こるので、大事故だけを見て安全性が低いと判断するのも問題です。事故が起こった後は逆に安全性が高くなることもあります。例えば、以前良く墜落していたガルーダ・インドネシア航空はアクシデント数が10件以下で最近は危険な航空会社とも言えないでしょう。

但し、グラフを見て頂ければお分かりの様に過去3年(正確には2年半くらい)の間にアクシデントが0の航空会社があることです。具体的にはキルギスタン航空(キルギスタン)、アスタナ航空(カザフスタン)、モンゴリア航空(モンゴル)、フィリピン航空(フィリピン)、チャイナ・ユナイテッド(中国)ですが、これらの航空会社は非常に安全性が高いと言えそうです。また、ウズベキスタン航空(ウズベキスタン)、エア・インディア(インド)、ミャンマー航空(ミャンマー)、ラオ航空(ラオス)もアクシデントが5件以下と比較的安全性が高いと言えそうです。

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航空会社のアクシデント総数(2017〜2019年)

逆に安全性がやや低いかなと思われる航空会社はどうでしょうか?因みに、シンガポール航空は253便/日、カンタス航空は717便/日、大韓航空は422便/日、アシアナ航空は277便/日、中国東方航空は2221便/日、中国南方航空は2332便/日、ガルーダ・インドネシア航空は597便/日のフライト数です。アクシデント数をフライト数で割ると、アクシデントの発生頻度を相対比較できます。結果は以下の通りです(計算結果は1000倍して分かり易くしています)。

この結果からアクシデントが多い順に上記の航空会社を並べてみると以下の様になります。

  1.  シンガポール航空(100)
  2. カンタス航空 (55)
  3. アシアナ航空(54)
  4. 大韓航空(45)
  5. ガルーダインドネシア航空(13)
  6. 中国東方航空(7)
  7. 中国南方航空(5)

この結果には私自身少し驚きました。と言うのも、ガルーダ・インドネシア航空が思ったよりも低く、更に、中国の航空会社が予想以上に安全だと言うことが分かったからです。

今回はアジアの航空会社を取り上げましたが、次回はヨーロッパの航空会社の比較をしてみたいと思っています。

 
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