海外旅行先のホテルで洗濯:衣類の選び方・洗濯物の干し方と道具について(改訂2版:2019年11月)

海外旅行好きの方は大抵一度くらいは旅行先で洗濯された経験があるのではないでしょうか。そこで、今回は自分の経験を踏まえ、実際に洗濯する際の注意点、対策、洗濯グッズを紹介したいと思います。この記事が少しでも参考になれば幸いです。

旅行先で洗濯する理由

これは、勿論、旅行に持っていく衣類の数を減らして荷物の重量を減らすためです。衣類はまとまってくると意外に重たいものです。衣類を減らすことでスーツケースに空きスペースが出来て、旅行先で何か買っても収納出来るゆとりが出ますし、荷物が増えて帰りの飛行機でスーツケースの重量オーバー等の問題も回避できますので、多くの方が極力行きの荷物は減らしたいと考えられているのではないでしょうか。

衣類の選択

旅先で洗濯することを前提とすると、衣類は出来るだけ乾燥し易いものを選ぶと良いです。素材の選択に際しては衣類に用いられている繊維の種類と布の厚みに注目します。乾燥し易い繊維素材は「吸湿性が低い」つまり「水を吸いにくい」素材になります。また、当然ですが薄い布地を用いた服が乾き易いということになります。更に、繊維の太さが細い(デニール値が小さい)、軽い(布の目が荒い、密度が小さい)者の方が乾燥し易いということになります。当然、軽い素材は荷物の重さが軽くなるので、軽量化という点でもメリットになります。

繊維素材の軽さと吸湿性

衣類に用いられる代表的な繊維素材はナイロン、ポリエステル、綿です。これらの繊維素材の比重(軽さ)と吸湿性を見てみます。

  • ナイロン   比重:1.14、吸水性:4.5%
  • ポリエステル 比重:1.38、吸水性:0.4%
  • 綿      比重:1.54、吸水性:8.5%

「比重」というのは「水1cc(1ml)当たりの重さを1として、同じ体積の(この場合)繊維の重さが幾らになるか」という意味になります。例えば、水100mlの重さは100gですが、ナイロンは114gということになります。コットンは154gということになり、かなり重いことが分かります。例えば、大きな2リットルサイズの水のペットボトルは容器の重さを除いて2kgの重さですが、仮に(頭の中での想像になりますが)このペットボトルにコットン製の衣類を詰め込めたとします。そのサイズの衣類の重さは2000g×1.54=3080g(約3.1kg)にもなってしまいます。

最適な繊維素材

上記の結果から、洗濯を前提とした旅行に最も適した繊維素材はポリエステル、次にナイロン、最後にコットンということになります。軽さの点からは一位がナイロン、2位がポリエステル、3位がコットンとなります。乾燥のしやすさ、軽さ、何れの面から見てもコットンは最悪です。衣類の中には混紡と言って、ナイロン・綿、とかポリエステル・綿といった二種類の繊維を使用したものも多いので、混紡素材を用いた衣類では出来る限り、ポリエステル、ナイロンの混紡率が高いものを選びましょう。混紡率が高いほど乾きやすく、軽量ということになります。

洗濯方法の一例

洗面台あるいはシャワーで洗濯したい衣類にお湯を掛けて十分に濡らした後、洗面台にお湯を張り、液体洗剤を入れてゆっくりかき混ぜて混合します。きちんと洗浄できるように、そのお湯の中に空気が入らないように濡れた衣類を入れて1時間ほど放置します。その後、よくもみ洗いします。すすぎは、洗面台でもいいのですが、シャワーでお湯をかけて絞るというのを何回か行った方が、効率が良いです。バスタブがある場合で衣類が多い場合には、バスタブで浸け置きして、排水、シャワーですすぎというのもアリだと思います。

洗濯物の乾燥について

これまでの経験で困った例を挙げて見たいと思います。

洗濯した衣類は手で絞っても、水を大量に含んでいるので、その衣類をハンガーに掛けると、水がポタポタと落ちてくるため部屋の中には干せません。

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行きつけの台湾のホテルで聞いた話ですが、あるアジアの国の観光客が濡れた衣類を部屋の中に干すので、床が濡れて困ると文句を言っていました。こういう事をするとヒンシュクを買います。つまり、バスルームから出せませんので、当然、バスルーム内に干す事になる訳です。ところがバスルーム内にハンガーを掛ける場所がないホテルが意外に多いのです。

以前にも書きましたが、良く旅行用の洗濯物を干すための両端に吸盤がついているナイロン製のひもが売られていますが、これは使えません濡れた衣類の重さでずり落ちてきます。ひどい時にはひもが壁から外れて、全体が床に落ちてしまいます。

また、別の例として、ハンガーの盗難防止のためだと思いますが、ハンガーの上部についた丸い穴の空いた部分が衣類掛け用の収納棚内の金属ポールにはめ込まれて外れないようになっていて、衣類をかける際にはハンガーの下の部分だけが取り外せるようになっている場合もありました。このようなタイプの分離式ハンガーはバスルームに持っていっても、肝心の掛ける部分がないので使えません。

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S字フック

このような経験から、私がお勧めするのは「S字フック」の利用です。S字フックというのは文字通り、アルファベットの「S」の形をした引っ掛け用の道具です。サイズも素材も色々あります。これを旅行に持っていって、洗濯に利用します。

選ぶときのポイントは図のL1、L2の長さが出来るだけ大きなものを選ぶことです。小さいと引っ掛けることが出来ません。プラスチック製であれば大きくても非常に軽量なので、大き過ぎるかなと思う程度で丁度良いです。これを必要と思われるだけ購入しておきます。平坦な形なので、荷物にもなりません。

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ホテルの多くはバスルーム内にシャワールームがあります。このシャワールームは大抵上部が開いていて、ドアを開けると、シャワールームの入り口上部の横枠にS字フックを引っ掛けることができます。

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万が一、シャワールームと天井の間に隙間がない場合でも、シャワールームのドアを開ければ、ドアにS字フックをかけることができます。これもダメなら、シャワーの先端に近い部分にS字フックをかけることが出来ます。つまり、何らかの方法でびしょびしょの衣類をS字フックでバスルームに掛けておくことができる訳です。つまり、下記の手順で干します。

  • 濡れた衣類をS字フックを使ってバスルーム内の何処かに掛ける。
  • 水がポタポタ落ちなくなったら、良くの伸ばして部屋のハンガーに掛けなおす。
  • 季節にもよりますが、クーラーを使って乾燥する。

S字フックは出来るだけ軽量化するため、プラスチック製のものを選びます。金属製は重いので避けます。サイズはどんなところにも掛けられるように出来るだけ大きなものを購入します。私は百均で3個入りのものを買って使っています。

 

今回の記事は以上になります。本記事がお役に立てば幸いです。

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