紫禁城
紫禁城(Zhijincheng)は故宮(Gugong)とも呼ばれる明朝、清朝時代の王宮で、世界最大の木造建築です。
明の時代1406年に建造が開始され、1420年に完成しました。南北方向の長さは961m、東西方向は753m有り、広さは725000平方メートルにもなります。建設に携わった人は工匠23万人、民間工・兵士は100万人にと言われています。建設に用いられた木材は中国南西部の各省を始め、長江沿岸省で伐採され北京まで運ばれて加工されたそうですが、遠くの地方から木材を運ぶのに3〜5年掛かったと言われています。
建設期間は15年ですから、運搬期間を考慮すると木材伐採は完工の3〜5年前まで続いたということになります。建設と並行して木材が伐採され、運搬する作業が継続して行われたということになりますが、良くそんな労力をかけたものだと思います。勿論、給料も支払われたのですから、当時の皇帝は大金持ちだったということになります。
天安門
下記の写真は天安門と呼ばれ、紫禁城の入り口にある建物を言います。今の天安門は1651年に建造されたものです。
天安門を通り抜けて内部に入ります。
牛門
最初に見えてくるのが南側の門で「牛門」(South Gate)と呼ばれています。この写真を撮った日は生憎の雨でした。今回は何回か訪問した際に撮影した写真をご紹介しますので、晴れの日に撮影した写真も混ざっています。
太和門
こちらは「太和門」と呼ばれる門です。
太和門の右側の様子です。
太和門の左側の様子です。
太和殿
こちらは「太和殿」と呼ばれる建物です。
これは大和殿にある鶴の銅像です。
こちらも「大和殿」にある亀の銅像です。鶴と亀はどちらも長寿の象徴なので縁起の良い生き物ですね。顔が竜みたいな亀です。
こちらはどういう名前の建物か不明です。すみません。内部はちゃんと皇帝用の椅子があります。
こちらた大きな金属製の壺。皆が触るので、触った場所がてかてかに光っています。
中和殿
こちらは「中和殿」という建物の内部。立派な椅子が有りますが、皇帝が座った場所なのでしょう。
保和殿
こちらは保和殿の内部です。
乾清宮
「乾清宮」と呼ばれる建物の内部。こちらにも立派な椅子が有りました。
こちらは像の銅像ですが、前足の曲がり方が逆じゃないかと思いませんか。これ完璧に前足折れてますよね。
こちらは二股に分かれた不思議な樹です。樹に付けられた金属板には単に「古樹」としか書かれていません。自然にこうなったのか、人の手が加わっているのか不明です。
夜の天安門はライトアップされます。北京は治安が良いので、夜でも外出は全然問題ありません。
方向音痴まっくすの感想
如何だったでしょうか。私は紫禁城内部の故宮博物館には行ってません。本当に重要な文物は(全てではないですが)台湾故宮博物館にありますので、台湾の故宮博物館に行かれると良いと思います。
本ブログの文章及び写真の著作権は本サイトwww.beta-centauri.siteに帰属し、これらの無断転載及び無断利用を禁じます。