ウクライナ国際航空(UIA) PS752便の墜落事故 第3報 最新の報道と映像

2020年1月8日にウクライナ国際航空 Ukrainian International Airlines UIAのPS 752便(Boeing 737-800)がテヘラン近郊に墜落した事故に関する最新情報です。

f:id:zeitrium-editor:20200110231723j:plain

copyright 2020 Kyiv Post

ラジオ・フリー・ヨーロッパの最新報道(2019年1月9日) 

(copyright 2020 Radio Free Europe)

ラジオ・フリー・ヨーロッパが1月9日に報道した墜落事故に関する最新記事は以下のとおりです。

機械的故障?パイロットの操縦ミス?いや、誤射されたミサイルがテヘラン近郊でウクライナ航空752便を墜落させた可能性があります

 

イランがイラクの米軍基地にミサイルを発射して中東を戦争に一歩近づかせた約5時間後、ウクライナ国際航空PS752便がテヘランイマームホメイニ国際空港から夜明け前の闇の中へ飛び立った。本便は176名の乗客を載せてキエフに向かっており、殆どの乗客はキエフ到着後にカナダを含む最終目的地へ向かう予定だった。しかし、1月8日、ボーイング737−800は飛行開始後、丁度2分後に突然レーダーから消え、乗客全てを死亡させた。パイロットはこの悲劇的結末の前に何らの問題も報告していなかった。これは、つまり、旅客機には何の問題も起こっていなかった可能性がある。


米国当局は飛行機はイランの治安部隊により発射された対空ミサイルによって撃墜されたようだと語っている。米国の結論(本当ならイランに深刻な結果をもたらす可能性がある)は、テヘラン当局者による技術的な故障のために飛行機が墜落したという声明と矛盾する。イラン政府のスポークスマン、アリ・ラビエイは民間の危機管理会社、捜査官、西側ニュースメディアはワシントンの言い分理論を即座に非難し、それらを「心理戦争」の一種と呼んでいる。

ミサイルかそうでないのか?

地上の目撃者が録画したビデオが1月8日に空から燃える物体が落下し、それは間もなく地面に落下して爆発した様子を思い出させます。夜が明けてから調査員らが手荷物、おもちゃ、および身体の一部などの中から墜落原因の手掛かりとなるものを探した。

航空会社とボーイングは飛行機は適切に整備されているようだと述べている。この旅客機は数日前に最新の検査を受けており、本機を操縦していたパイロット達は経験が豊富でボーイング737を23,000時間以上使用していた。

しかし、捜査官が現場を調査する時間が十分にある前にも拘らず、イラン当局は墜落は技術的な問題が原因であると主張した。この主張に対して、テヘランウクライナ大使館も墜落はエンジンの故障が原因であるとの声明を大使館のサイトに掲載しました、しかし、声明発表後一時間も経たないうちに、この声明を削除し、原因について言及していない新しい声明に書き換えため混乱を引き起こしました。

実際に何が起こったのかという疑問が渦巻く中、イランは飛行機の調査のためのコックピットレコーダー(ブラックボックス)を米国に本拠地を置くボーイングには引き渡さないと述べました。これは、航空会社の事故調査で一般的に受け入れられている慣行に反する決定でした。

政治と航空に関するアナリストはテヘランが本事故に対する過失を隠そうとしている可能性を示唆していると述べた。エンブリー・リドル航空大学の航空教授で事故調査員のアンソニー・ブリックハウスは「国連規則ではボーイング社と米国の航空機関はこの飛行機が米国で製造されたため調査に参加する権利を持っています。」と語った。

ウクライナ1月9日にテヘランに45人の調査員チームを派遣した。調査対象の1つのシナリオはミサイル攻撃ですが、イランの民間航空機関の責任者アリ・アベザデは「ミサイルがウクライナの航空機を攻撃することは不可能であり、そのような噂は非論理的です」と非難しています。

ロシアのTorミサイル?

ロンドンに本拠を置くリスクコンサルタント会社IHS Markitは1月9日の朝にPS752便がIRGCが運用するSA-15ミサイルによって誤って撃墜された可能性が高い」と顧客に報告しました。SA-15はNATO命名したロシア製の短距離地対空ミサイルシステムで、一般にTorとして知られています。ロシアの通信社は、イランが少なくとも29、恐らくそれ以上のミサイルシステムを所有していると語っています。ワシントンの数名の当局者は米国の情報機関がミサイルがPS752を撃墜した可能性が「非常に高い」と判断したとメディアに語っています。

米国大統領ドナルドトランプはホワイトハウスで記者団に「この事件について恐ろしさを感じた。事故の原因が機械的な問題だとは思わなかった。悲劇的なことだが、誰かが間違いを犯したかもしれない」と語った。

カナダのジャスティン・トルドー首相も非難すべきはミサイルだと言った。 カナダの交通安全委員会で20年以上勤務した調査員のラリー・ヴァンスは飛行機の瞬間的な通信と制御の喪失から、爆弾またはミサイルによる可能性がより高いをと述べた。彼は「もしそれが機械的な事故だったら非常に稀なことだろう。機械的な故障によって引き起こされた同様の出来事で墜落した例は思い出せない」と述べた。

「飛行機の操縦を不可能にして飛行不能出にするためにどのような種類のエンジン事故が発生しなければならないか想像してみてください。それはエンジン火災ではなくエンジンの爆発です。これらのエンジンは爆発しません。このような爆発が起こった例は過去にありません」と彼は語った。

(以下、イランが米国と調査で協力する可能性について言及がありましたが、具体化してていないため省略しました。)

補足

イランと米国が政治的な対立状態にある中で起こった事故?であり、情報戦が繰り広げられている可能性もありますので、何が真実なのかを現時点で断定するのは危険だと思います。

関連記事