2020年1月8日にウクライナ国際航空 Ukrainian International Airlines UIAのPS 752便(Boeing 737-800)がテヘラン近郊に墜落した事故に関する最新情報です。
BBCの報道(2020年1月11日)
(筆者注)
ウクライナのオレクセイ・ダニロフ(Oleksiy Danilov)がミサイル攻撃の証拠について語っているビデオを英国BBCが公開しました。以下、そのビデオと内容の翻訳になります。
BBCが公開したビデオ
タイトル:Ukraine: Missile struck plane underneath cockpit
(ウクライナ:ミサイルが航空機の操縦席下部を攻撃)
(ビデオの翻訳)
- ウクライナはテヘラン近郊の墜落現場で証拠を収集している
- 証拠によってイランは責任を取ることを強いられることになるだろう
- 調査員らの写真はキエフのBBCと共有されている。
- この写真はミサイルが命中した場所の一部を示している。
オレクセイ・ダニロフの発言
- OD:オレクセイ・ダニロフ
- INT:BBC -Kyiv 記者(インタビュアー)
OD: ミサイルは操縦席の下側から命中した。我々はこれが証拠だと考えている。そして、この証拠によって、何故パイロットから何の連絡も無かったのかという理由が説明出来る。彼らは最初のミサイルが命中した後、直ぐに亡くなった。これらはミサイルの爆発物によって出来た穴です。
IN T:ここにある小さな穴が地対空ミサイルにより出来たものということですか?
OD そうです。これはミサイルによるものです。これらの写真は我々の専門家がイランで調査を始めた際、現場がどういう状態だったかを示すものです。あなたは、ブルドーザーの跡を見ましたか?
INT:(筆者注;ミサイルという単語以外はロシア語のため正確か自信がありませんが、где здесь missile?と言っていると思います。)ミサイルはどこですか?
OD:我々はこれが問題のミサイルの一部だと考えています。
INT あなたは、この証拠をイランが・・・(筆者理解できず)前に集めたのですか?
OD:はい、勿論そうです。イランが我々にアクセスを許可すると出来るだけ早く、我々の専門家は状況を私に1時間毎に報告し続けました。そして我々は迅速に情報を集め、何が起こったのかを理解したのです。我々はこのことを直ぐには公表出来ませんでした。というのも我々はその場で調査を継続する必要があったからです。ご存知のようにイランは非常に厄介な国です。そこで、我々はイランが我々の調査員を送り返さないか心配していました。
INT:イランはあなた方の証拠を見て考えを変えたということでしょうか?
私はイランが彼らには選択の余地がないことを理解したのだと思います。我々が必要とする全ての写真とビデオを我々は既に持っていたのです。もし仮に彼らが妨害しようとしても我々は既に、ここで本当は何が起こったのかを国際社会に示す、十分な証拠を持っていたのです。
関連記事