どうもこんにちは、めこです。
前回の記事で、いま現在の台湾への入境条件についてご紹介しました。
今回は、台湾入境に必須の入境検疫システム、および桃園に着陸してから入境するまで、についてご紹介します。
全ての入境者は、日本の空港で搭乗手続きを行う際に中央感染者指揮センターが配布している入境検疫システムに登録し、その登録確認画面のスクリーンショットをカウンターに見せなければいけません。
入境検疫システムのリンクは↓です。
文章は基本的に中国語ですが、英語でも書かれています。
以下に写真付きで説明します。


まず最初のページですね。
入境後は14日間の居家検疫(自宅待機)が必要である旨と、防疫ホテルの情報が記載されています。
一番下に表示されている4桁の番号を入力し、NEXTをクリックして次に進みます。


上から順番に、
・国籍: 日本(JAPAN)
・航空便: 日本から乗るフライトナンバー
・過去14日間に訪れた国: 日本(JAPAN)
・搭乗3日以内に発行されたCOVID-19の検査陰性証明書を持っているか?
・来台目的
を入力し、次ページに進みます。



このページでは、台湾入境後の注意事項が書いてあります。
和訳すると、
1. 台湾到着時は常にマスクを着用し、速やかに帰宅すること。公共交通機関は使用してはならない。防疫タクシー乗車時にはこの居家検疫通知書を提示してください。
2. 居家検疫中の外出及び出国は禁止します。
3. 家では家族と1m以上の距離を保つこと。日々体温と健康状態を記録し、担当者からの連絡及び追跡に協力すること(GPSによる位置情報取得も含む)
4. 以下に該当する入国者は防疫ホテルにて居家検疫を行うこと: 65歳以上の高齢者、6歳以下の幼児、慢性疾患を持つ者のいずれかと同居、もしくは独立した部屋(バストイレを含む)を持たない者
5. 以下の症状がある場合はマスク着用の上、地域の衛生局に連絡するか、ホットライン1922番に連絡し、指示を仰いでください: 発熱、咳、下痢、味覚異常, 通院の際、公共交通機関は使用しないで下さい。
また、下段には罰金に関する記載があります。
この検疫システムに虚偽の内容を入力した場合
→罰金: 1万元〜15万元(約3.6万円〜54万円)
検疫指示を破った場合
→罰金: 10万元〜100万元(約36万円〜360万円)
※1NTD=3.6円で計算
ということなので、この内容はよくよくご確認をお願いします。
ということで、次のページにいきます。






ちょっと長い縦スクロールのページなので、6分割させてもらいました。
ここから具体的に個人情報を入力していきます。
(1) Passenger information (搭乗者情報)
・氏名
・性別
・生年月日
(・国籍 :自動入力)
・パスポート番号
・身分証/居留証番号: 右に「No PID/ARC click here」とあるので、そこをクリックすると自動的にパスポート番号が入力されます。
(・便名: 自動入力)
・席番号: 飛行機で座った席番を入力
・入境した空港: 桃園機場
(2) 過去14日間について
・発熱、咳、鼻水鼻詰まり、息苦しさ、下痢、嗅覚・味覚異常、全身倦怠感、四肢のだるさはないか?
・過去14日間にCOVID-19感染者もしくは感染が疑われる者と接触したか?
(3) 連絡先
・携帯電話番号
国番号: 台湾は「+886」、日本は「+81」です。「+」から入力することにお気をつけ下さい。
電話番号: 頭の「0」を除いた9桁の番号を入力。
例) 携帯番号が0912-345-678であれば、912345678と入力。
※ここがわたしが一番戸惑った点です。
わたしは桃園に到着してからSIMカードを購入する予定だったので、日本の空港を出発する時点では台湾の番号を持っていませんでした。
航空会社のカウンターで聞いたところ、「台湾にいる家族の番号でもいい」と言われたのでしょうがなく台湾在住の家族の携帯番号を入力しましたが、最終的に必要な健康申告済み証書のリンクはここに入力した番号に対してSMSで送られてきます。なので、家族の携帯に届いても無意味。。
(ちなみにSMSは桃園に着陸後すぐに送信されます。)
でも日本の搭乗手続きを終えるには、検疫システムを最後まで入力する必要があります。
じゃどうするかってことで試した結果、この検疫システムは再度登録し直すことが可能なことがわかりました。
なので、
まずいったん日本のご自身の携帯番号を入力して登録画面を航空会社に提示
↓
桃園到着後に空港でSIMカード購入
↓
検疫システムを最初からもう一度新しく登録し直す
を行えばいいと思います。無事に登録が完了すれば即座にSMSでメッセージが届きます。
続いて、以下を入力します。
・居家検疫先の住所
「自宅か他の住居」「防疫ホテル」「指定の検疫所」のいずれかをチェック。
※多くの方は防疫ホテルだと思いますので、ホテルの住所をあらかじめメモしておくと良いと思います。
また、ホテルの名前を書く欄がないので、住所は番地まで正確に記入したほうが良いかと思います。
・空港からの移動手段
「家族や友人の迎え/自分で運転」「防疫車(タクシー/レンタカー」「自家用車」のいずれかをチェック。
最後に罰金の内容が再度記載されているので、確認後にチェックマークを入れてください。
これで記入は終了です。
次ページに行くと確認画面になるので、修正がなければ次ページに飛んで下さい
台湾着陸後、登録した番号に検疫システムからSMS が届くので、貼ってあるリンクをクリックすると以下のサイトに飛びます。
1が健康申告済み証書、
2が居家検疫通知書、
3が居家検疫中の健康状況記録書です。
それぞれ閲覧するには登録したパスポート番号の下6桁の数字を入力が必要です。
※特に健康申告済み証書は検疫官、イミグレ、防疫タクシー&ホテルで都度提示を求められるので、スクショかページ保存を忘れないようにしておいて下さい。
※居家検疫通知書もホテルや出境時に提示を求められるので、これも保存しておいてください。
桃園に着陸後、飛行機を降りるとすぐにCDC(疾病管制暑)のスタッフが数人待っています。スタッフの服を着ているのですぐわかります。
ちなみにわたしのときは全員中国語or英語での対応でした。日本語スタッフがほしい。
ここで乗客全員、健康申告済み証書の提示が求められます。
が、わたしはSIMカードを買ってから登録し直したかったので、スタッフさんに必死に「まってやり直したいからまずSIMカード買いたいの」と英語であたふた話したところ、とてもにこやかに「SIMカードならあっちで買えるよ。買ったらまたここに戻ってきてね」と、20mくらい先を指差されました。
優しい…ありがとうスタッフさん…!
ってことで慌てて指差された方向へ。
ここでは中華電信と台湾之星がちっちゃな机でSIMカード売り場を出してくれています。
(目立たないので、気をつけてお探し下さい。)
中華電信が15日分で700元、30日分で1000元です。
台湾之星は15日分と150日分を出してました。(こっちの値段は忘れましたすみません…。)
※クレジットカードは使えなかったので、台湾ドルをあらかじめ用意しておくことをお勧めします。
こうしてなんとか台湾の電話番号を入手できたので、健康申告済み証書を取得し直してCDCスタッフに提示し、通過することができました。
そのあとすぐにまた検疫スタッフがいて、健康申告済み証書の確認と、検疫中の注意事項として、
14日間外出禁止、
朝夕に担当者へ健康報告、
何かあれば無料ホットライン1922に、
といったことが説明されます。
ここを過ぎればようやくイミグレですね。
いつもはすさまじく混雑している桃園のイミグレですが、いまは端の2レーンしかあいていません。スムーズ。
このあと荷物の受け取りをしますが、現在は新型コロナ対策として全ての預け荷物はアルコールで消毒されます。
わたしがピックアップしたときも、べったり拭かれたあとがありました。笑
また、桃園で両替をしたいという方に。
イミグレの手前にATMがあるのと、税関を通ったあとに台湾銀行の窓口が開いていました。
台湾銀行は両替金がいくらであっても手数料が30元なので、まとめて両替しておきたいときや、仲間分をまとめて両替したい、というときに便利です。
ということで、ここまでが検疫システムと入境時の様子についてのご紹介でした!
次の記事では、桃園から防疫タクシーに乗った話をご紹介します^_^
関連記事